竹の特徴・効果・性質
全国で“竹害”をもたらしている竹を飼料・肥料として活用出来ないか?
竹の繁殖力の強さから、田・畑・家などに浸食していく被害が発生し、竹林所有者は竹を伐採したくても個人では出来ない事から、放置竹林化となっています。
そこで、竹の活用及び、飼料自給率向上の取り組みとして、『笹サイレージ』が出来ました。
弊社では、地域未利用資源の竹を独自の特許技術による生産方法・体制を確立し、低価格化を実現でき、日本初の取り組みとして、牛、豚への飼料供給がたいへん注目されております。
牛においては、肥育牛では、たいへん嗜好性も良く、枝肉重量の増加、オレイン酸数値の向上、繁殖雌牛では、ビタミンAの供給飼料にもなり、ストレス低減にも繋がっており、繁殖性においても問題のない飼料である事が宮崎県畜産試験場で実証されています。
豚においては、豚舎の臭気対策資材としても、たいへん期待されており、肉質においても臭みの無いやわらかい肉の生産に繋がっています。
肥料としても、竹粉は全国的にも実績があります。
有機肥料としての土壌改良に繋がり、乳酸発酵している事で、土中の雑菌の繁殖を抑制し、善玉菌の活性を促すため、作物もストレスなく栄養を吸収できるようになります。
笹サイレージが出来るまで
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①伐採してきた竹を笹ごと粉砕機へ投入
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②あっという間にパウダー状に
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③パウダーと糖蜜を混ぜ合わせる
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④ロールペーラーで円筒状に固める
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⑤専用マシンでラッピングして出来上がり
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⑥広い敷地内で出荷を待つ笹サイレージ
牛の効果
豚の効果
野菜の生育比較
右側が笹サイレージ散布・左側が笹サイレージ無し
水稲の生育比較
『笹サイレージ』米苗床試験
JAえびの市 育苗センター(竹中様用)平成29年5月31日
対象区(通常)
笹サイレージ区
育苗段階では、発芽後の生育は大変良く、茎が太くなり、根がびっしりと張ったたいへん良い苗に生育しました。水田において、分けつも問題なく、通常と比べ根張りが良い事から、茎も太く、土中の養分を吸収する事で、収穫量、食味値、品質も向上しました。
『笹サイレージ』(土壌改良材)水田に散布
都城市高城町 平成28年9月23日
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[上]対象区(通常)
[下]笹サイレージ区
(10aあたり100Kg)
「生育差11cm」
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[左]対象区(通常)
[右]笹サイレージ区
(10aあたり100Kg)
「根張り向上」
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[左]対象区(通常)
[右]笹サイレージ区
(10aあたり100Kg)
「茎が太くなった」
農家さんの声
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田んぼで、30a作付で40a分の収穫があり、収穫量向上に繋がり、根の張りも良く、生育も良く、食べた時の甘み旨みが増しました。
(えびの市 竹中さん)
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白菜栽培で笹サイレージを散布したら、土が柔らかくなり、土壌改良としても良いと思いました。葉も大きくなり、収穫量UPに繋がりました。
(都城市 巣立さん)